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機動戦士ガンダム C.D.A. 若き彗星の肖像 (12) (角川コミックス・エース 90-12)

機動戦士ガンダム C.D.A. 若き彗星の肖像 (12) (角川コミックス・エース 90-12)

サンライズ
北爪 宏幸

角川グループパブリッシング

グループ:Book

ランキング:-

価格:¥ 567

発売日:2008-11-26

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カスタマーレビュー

世界観の欠如  (2008-11-27)
どうも物足りません。
ガンダムファンとして、この作品に感情移入が出来ないのです。
ストーリーの構成やキャラクター作りも原因の一つかも知れませんが、
決定的なのは、ガンダムの世界観が欠如しているのではないかという点です。
だから、登場人物やMSが同じでも、違う物語を読んでいるようです。

ガンダムがここまでファンを魅了する要素の一つに、
物語のリアリティがあると思います。
物語の背景にまず、その時代を貫く世界観であるとか、状況が存在し、
ストーリーを構成していく。
そしてその世界観や状況が、ごまかしのきかないレベルにまで高められているので、
自ずとリアリティが生まれ、最初は

「このアニメちょっと違うな」

程度のファンだった少年達が、大人になって新たなガンダムの魅力に気付ける。
そんな気がします。

でも、この作品には、それが感じられません。
本当にこれが一年戦争後の世界なのか?と疑問に感じる程。
それぞれの登場人物にも、共感出来るような思想が感じられません。
この作品がファーストとZガンダムの空白を埋めるとは思えないのです。

中でも特に違和感を感じるのが、やはりシャアでしょう。
このシャアは、僕らの知ってるシャアじゃないですね。
この作品の主人公であり、Zへの唯一といって言い手がかりであるシャアがこれでは…。
今までも少し感じていた事ではありますが、前巻の後半から、それが決定的になりました。
本巻では、その違和感タップリのシャアの振る舞いにつき合わされ、食傷気味です。
また、ハマーンも一向に「ハマーン様」になる気配が感じられません。
ここまで引っ張られると、今後の展開に無理が生じるのでは?という感じ。
アレもあり、コレもあり、でもまだハマーン様にはならない。
じれったいというより、もう我慢の限界かな。

最近まで非常に楽しく読んでいて、期待もしていただけに、
このまま、過去にもいくつか出ているサイドストーリー的コミックと
変わらない位置づけになってしまいそうなのが、とても残念です。